2012年3月30日金曜日


どうすればいいの?

糖尿病は、近い将来合併症が襲ってくる可能性があると言うことは、既に何がこわいの?のページで
理解していただいたと思います。
では、どうしたら良いのでしょうか?ここではそう言った疑問に一つ一つお答えしていきます。

知りたい項目をクリックして進んでください。このページは、理解していただくため文章が長く
なっていますが、がんばって読んでください。順番に見ていただくことをお奨めいたします。

 

はじめに(必ず読んでください)

何度も述べたことですが、糖尿病の治療の本当の目的は、その恐ろしい合併症を防ぐことにありま
す。風邪で熱が出ているからお医者さんに診てもらうとか、胃が痛いから診てもらうと言った、直接
その症状を取り去るための治療ではありません。糖尿病自体、ほとんど症状がないことは、お話しし
ました。見えない相手を敵に闘うとき最も大切なことは、まず相手、つまり糖尿病そのものをよく理解
することです。

以前「糖尿病によく効く○○スープ」と言って、販売していた業者が逮捕されました。患者さんの"良く
なりたい"の思いを利用した犯罪でしたが、よく似た話はたくさんあります。日向のかぼちゃは、糖尿病
に良いと聞き、かぼちゃ料理ばかり食べていた人がみえました。かぼちゃは、糖尿病の食品交換表で
は、ごはん類と同じですから当然いつも高血糖状態。効くどころかむしろ悪化させていたわけです。
また糖尿病では、ビールはダメでも、ウイスキーは飲んでも良いと聞き、この為血糖コントロールが
狂った人もみえます。お酒類は、アルコール濃度に比例してカロリーが増えることは知っていたはず
の人でした。

栄養師さんのページ

栄養士さんのページで取り上げられると思いますが、避けるべき食べ物や飲み物はありますが、決し
て口にしてはいけない食べ物はありません。それだけに、正しく食事療法を行うことは、大変ですが、
食事療法なしに糖尿病は克服できません。食事療法なしの治療を誰もが望みますが、食事療法が
避けて通れないことを認識し、逆に食事療法を行いつつ食事を楽しむようになっていただきたいのです。

また、「糖尿病が治った!」などと言う宣伝で出回るような、安易な治療法などありません。もしあるの
なら、医師が取り入れないはずがありません。ですからこのホームページや主治医の先生、また糖尿
病教室などで教えられた事を信じて、じっくりと糖尿病に取り組んで下さい。そして、誰よりも糖尿病の
ことを理解して下さい。関係ある内容については、どん欲に知識を吸収するよう努めて下さい。それが
正しい糖尿病の治療の一つであり、前向きの姿勢を維持するコツだと私は考えています。

そこで、まず皆さまにお願いがあります。

以下を声に出して、実行していただきたいのです。

  • 私は、糖尿病を理解し、克服して合併症にはならないぞ!

  • 食事療法をいつも心がけ、今食べてしまっても、次はがんばるぞ!

  • 状態把握のために月に一回は受診して検査をしてもらうぞ!

  • 糖尿病は恥ずかしくないが、コントロールできないことは恥ずかしいと思うぞ!

 

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どうして食事療法が必要なのか?

どうして、食事療法が必要なのでしょうか? 「食べ過ぎたら、血糖値が高くなるからでしょう!」皆さん
そう言われます。確かに食べ過ぎると血糖値が上がりますが、その裏で起こっている事を考えていただ
きたいのです。耐糖能のページで、インスリンの話をしました。糖尿病すなわち耐糖能に異常のある人
は、インスリンの分泌不全か、量の不足か、作用不全であると言いました。(もう一度読んでみて下さい)

仮に、今インスリンの分泌の悪い糖尿病患者さんがいたとしましょう。(多くは、このタイプです) わずか
15分の間に朝食に800カロリーの物を食べ、これが吸収されると、どんどん血糖値が上がっていきます。
しかし、インスリンはまだ分泌されません。
・30分経ちました。しかしインスリンはまだ分泌されません。
・1時間経ちました。ようやくわずかにインスリンが分泌されましたが、まだ高血糖が続きます。
・2時間経ちました。ようやく少しづつインスリンが分泌され、血糖がわずかに下がりましたが、まだ依然
として高値です。
・3時間が経ちました。徐々に血糖値が下がり始めました。
・4時間経ちました。ようやく血糖値が下がったかな?と言うところまで来ましたが、残念ながらここで、
次の昼食の時間となりました。そして再び血糖が上昇するのです。
 (下の図は、一日の血糖の変化の一例です。)

つまり、インスリンの分泌が遅れる間不必要に高血糖状態が続いてしまうのです。 もし、この時その
人にとって必要最低限のカロリーのみを食べたとすると、血糖の上昇は少なく、また遅れて分泌された
インスリンによってもう少し早期に血糖値は下がるのです。

そして大切なことは、正しい食事療法の食生活習慣を続けることによって、インスリンの分泌不全が
多少なりとも改善
されると言うことです。逆に食事療法を行わずにいると、ますますインスリン分泌不全
は増悪し、俗に「糖尿病の程度が悪化した」と言う状態になります。

2012年3月26日月曜日


中性脂肪を下げる食品はたくさんありますが、大まかに言いますと、抗酸化物質、オレイン産、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)などが中性脂肪を下げるには良いとされています。

これらの食品は、中性脂肪を直接減らすということだけでなく、HDLコレストロールを増やす効果があります。

2012年3月25日日曜日


生活者が持つ評価構造を明らかにし、
視覚的に階層構造として表現することができる画期的な手法。
商品開発やコミュニケーション戦略立案を支援する

「評価グリッド法®」は、讃井純一郎氏の登録商標です。

生活者が「何を知覚して」、その知覚から「どのような理解をして」、そこに「どのような価値を見い出しているのか」という、生活者の持つ商品やブランドなどの評価構造を明らかにし、視覚的にわかりやすい階層構造のアウトプットにて表現します。

このようなときに・・・
  • 商品スペック決定時の判断材料として
  • 商品訴求ポイントの絞り込みをしたいとき
  • 作り手が気づかない商品やブランドの新しい価値の発見をしたいときに
こんなことができます
  • 生活者が持つ評価が商品属性、機能的ベネフィット、情緒的ベネフィット、選考評価の階層構造にて把握できます
  • 生活者の生の声による評価項目での商品やブランドのパーセプションが明らかにできます

1.生活者は何に対して価値を感じているのか

「評価グリッド法®」はパーソナルインタビューで用いられる事の多い手法の一つで、人間が「何を知覚して」その知覚から「どのような理解をし」、そこに「どのような価値を見出して」いるのか、という生活者が持つ評価構造を明らかにし、視覚的に階層構造として表現することができる画期的手法です。この手法は1986年に関東学院大学・讃井純一郎氏によって枠組みが確立され、昨今は定性調査だけではなく、定量調査にも応用できる非常に有効な方法論として注目されています。